この映画「奇跡の丘」は、1966年度ヴェネチア映画祭にて審査員特別賞を受賞した、無神論者にして、マルクス主義者の鬼才・ピエル・パオロ・パゾリーニ監督が撮った、異色のキリスト伝映画だ。
新約聖書のマ…
無神論者であるパゾリーニが撮った「キリスト伝」。公開当時、保守的なカソリックから非難轟々浴びせられたとか。無神論者が撮ったからといって、反キリスト映画にはならない事が本作で証明された。
映画自体は…
冒頭のヨセフとマリアの目線が合ってるのかどうかわからないようなカットバックから、イエス様が教えを説く時、イエス様のワンショットから聞き手の使徒や民衆のカットへと移行するもそれに対してリアクションを示…
>>続きを読む■イエス・キリストの生涯を描いた伝記映画🎬■
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督が「マタイによる福音書」を基にイエス・キリストの生涯を描く。
21世紀の現在に至るまで、キリストの生涯を描いた…
イエスの誕生から復活までが描かれている。キリスト教に関して知識はなかったが十字架にかけられて死んで蘇ることはなんとなく知っていた。途中でイエスが十字架にかけられて復活することを予言したシーンからどう…
>>続きを読むヨセフの婚約者マリアは処女のまま子を身籠った。
驚いたヨセフの前に突如として天使が現れ、マリアは聖霊によって懐妊したことを告げては、そのまま結婚し、その子をイエスと名付けなさい。と告げて後を去るのだ…
無神論者が「こんなバカな物語信じてる奴らがいるんだからお笑いだな」とコミュニスト仲間と笑いの種にするために、そしてバカにするためにもマタイ伝を完全再現するぐらいにリアリティをもって作った作品という解…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
(BD上映)
当然、奇跡は見せない(見ることができない)。
すべては起きてしまったことであり、映画は撮られてしまったものである。
ゆえに、撮られなかったもの=見られないものに真実がある。
仮初…
「実在」としてのイエスは、どのような人物だったのか──?
できるだけ解釈を排除して、聖書に記された内容のみを誇張なしに描こうとするパゾリーニのアプローチは、多分意図としてはブレッソンの『ジャンヌ・ダ…
通算3本目のCさん映画。クソかっこいい。とりあえずスケール勝負な感じがあって最後に劇場で観れてほんとに幸いだった。
キリストってこんなアツい人だったのか。キリスト教って少なくとも布教に及んで変なアニ…