父の書棚に古くからあった世界文学全集を取り出して読んだ感じとでも言おうか。これによって知見を広げることができた。処女懐胎、最後の晩餐、キリストの磔刑などは何となく知っていても、「マタイによる福音書」…
>>続きを読むドラマティックな演出を徹底的に排してキリストの生涯を描いている。水の上歩いてるとことか本当にただ水の上歩いてるよーって感じで逆に凄味を感じた。中盤のキリストの名説法乱れ打ちのシークエンスもただただほ…
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「マタイによる福音書」の忠実な映像化だそうです。出来事も台詞も福音書からの引用なんでしょうね。知りませんが。
舞台になっているロケ地は、イエスの出生地と言われるナザレとか、活…
マタイの福音書をそのまま脚本として使用したという、正に聖書の実写化。
余り多くは書かないが、、聖書そのままだからこそ、その荒唐無稽っぷりや男尊女卑で排他的な性格が浮き彫りになっていて興味深い。
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BSで観ました。NHKさん有難う。
無神論者のパゾリーにがこんなにも素直に愛を込めてキリストの一生を描いた。何という皮肉だろう。
荒涼とした砂漠みたいな所で愛を説くキリスト。
バッハからゴスペルまで…
『マタイによる福音書』を基に製作された奇才パゾリーニ監督作。
ドラマティックではないが荘厳で美しい。
キリスト誕生から起こす数々の奇跡。
エルサレムに向かうキリスト。そして有名な磔刑すらも美しく感じ…
イエスが逮捕される時のカメラが良かった。
「奇跡」の描き方に工夫と苦労が垣間見れてほっこりする。
監督がコミュニストだけあって説教(特に支配層への)が活動家のアジっぽい。
サロメ 美しくけど、欠…
このレビューはネタバレを含みます
マタイの福音書を映像化したお話。イタリアマテーラでの撮影らしいですが数軒崩れ去るシーンはどうやったのだろう?
これでもかという程の顔、顔、顔。風貌だけで配役し、その絞り出される表情が素晴らしい。ヨ…
スコセッシや篠田正浩の宗教映画にも多大な影響を与えた、ご存知「マタイによる福音書」の映画化作品。ゴリゴリの無神論者でスカトロ巨匠、ピエル・パオロ・パゾリーニがメガホンを取った。
実に淡々とした厳格…