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クロコダイルの涙のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

クロコダイルの涙(1998年製作の映画)
2.5
これヴァンパイアちゃいますやん。
十字架OKだし、太陽光もへっちゃらだし、影あるし、鏡に映るし。
脳の活動が他の人とちょっと違うだけで、身体構造は普通のヒトです。

なんか途中で脳の「三位一体」論とか言うてはりましたし、この理論での爬虫類複合体(大脳基底核)が他の人より活発なだけという設定ですかね。

でも、ポール D. マクリーンというアメリカの神経科学者がこの理論を展開したのは1960 年代です。この映画の製作当時は既にトンデモ理論扱いになっていたそうです。

タイトルにもワニが出てくるし、主人公はヴァンパイアというよりは、他の人よりちょっとワニっぽいヒトということでしょう。

“It is the wisdom of the crocodiles, that shed tears when they would devour.”
— Francis Bacon

ジュード・ロウ自身もそうですが、なんかねっちょりした印象の映画でした。

. . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜

※ Crocodile tears
偽りの涙、特に偽善者が悲報に接して嘘泣きするような、不誠実な感情表現のことを指す言葉である。
この言葉は、ワニが獲物を食べながらそら涙を流すという古くからの伝承に由来しており、多くの現代語にも存在し、特にヨーロッパにおいては、この言葉はラテン語で伝わっている。ワニには涙管があり、目の潤滑のために涙を流すが、一般的には、水辺から長時間離れ、目が乾いているときに見られる。ただし、それが食事により起きる可能性があることが実証されている。(wikipedia)
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