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クロコダイルの涙のsnowwhiteのレビュー・感想・評価

クロコダイルの涙(1998年製作の映画)
3.0
アマプラ見放題終了に出てきて、あらジュード・ロウがバンパイヤ?ということで観てみました。

(ネタバレあります。)
ジュード・ロウがバンパイヤのように人を襲うシーンはあるものの、バンパイヤであるとは描かれておらず謎。

バンパイヤの様に人の血を吸わなければ生きていけないのだが、光を浴びても大丈夫だしにんにくがたっぷりの料理もOK。襲う相手も誰でもいいという訳ではなく、彼を心から愛する女性の血しか吸えない。ジュード・ロウ程の顔を持たなかったら次から次と自分を愛してくれる女性を見つけられずすぐに死んでしまうね。笑

で、次々殺して行くのだが、ある日知り合ったエンジニアのアンを本気で愛してしまう。血を吸わなければ生きていけないが、愛する人を死なせたくない。そこでの葛藤を描くのかと思ったがそういう訳でもないような…。

海で発見された死体から警察がジュード・ロウを疑い追ってくる。アンを警察が救ってくれてめでたしになるのかと思ったがそうもならず、警察はちょっと出て来ただけ。警察のくだり要らないんじゃない?

何か話が何もかも中途半端。
もう少し説得力のある脚本に出来なかったのか?

結局アンは彼から逃げようとし(そりゃそうだ。命は差し出せない。)、気付いた彼は血を吸うために追いかける。もう愛も無いらしい。食欲の鬼と化している。

彼に捕まったアンは金属の棒を彼の手に突き立てて逃げる。残されたジュード・ロウは棒を引き抜き死んで行く…。完

人間でも棒を手に突き立てただけではすぐには死なないよー!あれぐらいの傷で出血多量で死ぬには1日ぐらいはかかりそう。ましてバンパイヤ(かもしれない男)。死なないだろう。笑

とにかく脚本がグダグタ。なのでストーリーは追ってはいけない。ひたすら若き美しい旬のジュード・ロウの美しさだけを愛でる映画と思ってお楽しみ下さい。
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