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クロコダイルの涙のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

クロコダイルの涙(1998年製作の映画)
3.0
相手の血の中に自分への愛が流れてることが必要で犠牲者選びも手間暇かかる難儀な吸血鬼の話、ロマンティックスリラー。

スティーブン(ジュード・ロウ)は、獲物を決め→調査→餌付け(恋愛関係に持ち込む)→相手が自分に恋に落ちたら殺害(食事)というサイクルで生きる吸血鬼、相手が愛から絶望に覆った感情は結晶化(血液中のネガティブな感情の結晶化)嘔吐(排出)しなくてはならず苦痛を伴う。ある日、アンという女性と出会い、彼は彼女を本気で愛し始めてしまうというラブストーリー。

海外耽美系文学+ロマンスな雰囲気を味わう感じ。
ストーリーは退屈。ジュード・ロウのビジュアルがかろうじて持たせてた(私を)

タイトルの由来は、人間が持つ3種の心 (人間、哺乳類、爬虫類)に例えたもの、後者になるほど生存(原始)本能が強くあるという話。
「馬の心で行動してるのかワニの心なのか(雑)」という台詞、結果的にワニだったという。
ジュード・ロウ、馬かワニかの2択ならワニだな確かに(私的には)

個人的に、アンとの恋愛方面は早々にどうでも良くなり(アンのキャラクターに魅力が薄かった)彼を殺人の容疑者として追跡しだす主任警部ヒーリーとのやり取りのとこだけかな、興味を持てたの。