pluvia

黒馬物語のpluviaのレビュー・感想・評価

黒馬物語(1970年製作の映画)
4.0
『小さな恋のメロディ』のマーク•レスターも出演。

馬への思いやり、共感、待遇への理解も説いていると知られる小説が原作で、1877年に出版されたイギリスの女流作家アンナ・シュウエルの生涯唯一の作品とのことです。

主人公は一頭の馬、名前はブラック・ビューティー。
愛情を注がれて育つが、寛容な人柄の農場主が亡くなったことにより、後継者の放蕩息子にブラック・ビューティーは所有されてしまう。
(序盤のこの展開はダルトン•トランボ『黒い牡牛』と同じで、もしかしたら当時は頻繁に起こった問題なのかもしれません。)
その後ブラック・ビューティーは、数多くの出会いをしていく…。


馬のみならず人が動物と共生していくとき、飼育することまで悪いとは思わないけれど、自由にしたい馬もいれば人を背中に乗せるなどして人を喜ばせ幸せに感じる馬もきっといて、そういった個性があると思います。
だからこそ馬も他の動物も、感情も知性もある命として尊重されてほしいと切に思います。
pluvia

pluvia