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赤い谷間の決斗のseapony3000のレビュー・感想・評価

赤い谷間の決斗(1965年製作の映画)
4.0
裕次郎のあだ名はベッカク、学ランに赤タータンの裏地のダッフル着た哲のあだ名はダイガク。流れ者のベッカクがいつもの全能別格な存在で北海の石切場で西部劇。父探し自分探しでやって来た哲が捻くれてたしょうもない若者をやってるんだけど、いまひとつ若い身体を持て余し気味で、こういう未熟者な小僧役はやっぱりヒデ坊のが向いているなーなんて思ったりした。悪ボスのオザエイの高笑いや、痴呆気味のバカ養子の野呂さんの狂った笑い声とか、田舎ホラーぽくて結構よかった。山の中のゲーセンやウエスタンな酒場のセットも良い。ホントの親は違う人物だったと知った哲のこれまたキチガイじみた高笑い…うまく声だせなかったのでは?誰かの吹き替え?オザエイ軍団にリンチにされて有刺鉄線で緊縛された血だらけの哲に、シャツはだけて自分の同じ傷跡をみせる裕次郎。ここだけみるとなんだこれ。岩崎加根子がレイプされかけるシーンや、階段からの銃撃落下、寄り目で絶命。カネちゃんなかなかよかった。
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