きょう

シークレット ウインドウのきょうのネタバレレビュー・内容・結末

シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

作家である主人公モートが「ジョン・シューター」と名乗る男に覚えのない盗作疑惑をかけられ追い詰められていく…というミステリー。

原作が中編小説とのことで、映画になると引き伸ばしたような印象になってしまったのが気になるところ。

また、犬を手に掛けられているのに妻に連絡せず、家に入るのも躊躇して雑誌を探さなかったり、有り得ない寝坊をしたり…と、明らかに不誠実な対応から "多重人格" というオチが途中で読めてしまう構成も残念。
最後の複数人格で畳み掛けるように喋るシーンも唐突で、冒頭にあった脳内の声を随所でモノローグ的に入れ込む等もっと多重人格を匂わせた方がこの演出はハマったかもしれない。

鏡写しにならない鏡や、外から部屋の中まで付き纏うようなカメラワークなど要所で好みなカットはあったし、ジョニー・デップの演技も良かった。
SHOOTER → SHOOT HER のミーニングも某REDRUM味があってニヤリ。
(ただ時系列的にシューターの人格は昔からあって、命名されたのが妻浮気のタイミング?)

あと明確には説明されないが、シューターだけでなく少なくとも3人以上の複数人格が入れ替わって小説を執筆していたと思われる。
それと何故このタイミングでシューターが仕掛けてきたか真意は分からず。
堕落した生活をおくるモートに痺れを切らしたシューターが、数年越しのタイミングで盗作疑惑をけしかけて追い詰め消滅させたという事か?
それとも離婚のストレスから身体を守るための逃避行動?

ちなみに何故タイトルが『秘密の窓』なのかと思ったが、心理学「ジョハリの窓」に通ずるという考察を見て納得。
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