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ロング・グッドバイのlemonのネタバレレビュー・内容・結末

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

アメリカン・ニューシネマ。
とりあえずタバコ吸い過ぎ。

原作は50年代L.A.を舞台にした物語を、ヒッピームーブメントとドラッグカルチャーに彩られた70年代に改変した。

原作の翻訳も手がけている村上春樹。
フィリップ・マーロウを主人公とする物語はいくつかある。

原作があるから70年代にしてはしっかりサスペンスで、どう転ぶが予想できない感じが面白かった。
そのまま普通に流れていくのか、とんでもないどんでん返しがあるのか。

隣に住む女性たちは、半裸でヨガ瞑想に耽っているのに何かしらの訳がありそうだが謎だった。
そしてギャング一味にアーノルド・シュワルツェネッガー。

作家ロジャーはレノックスの妻と愛人関係にあり、殺害当日も一緒にいた事、ロジャーが恐らく殺害した事も妻が認めた。

原作では恐らくアイリーンとポール・マストンは過去に恋人でアイリーンは心底愛していた。
死んだはずのマストンは名前を変えレノックスなり生きていたのです。
そしてアイリーンがレノックスの妻、ロジャーを殺害したという考え。

ラスト原作では、整形して顔を変えたレノックスが最後に登場し、マーロウは自分が利用されていたことに気付く。

本作は、真実を知ったマーロウがレノックスの土手っ腹に銃を一発ぶっ放すという、過激な改変がなされている。

殺害後アイリーンと車ですれ違うがどういう意味があったのか?
やはりアイリーンとレノックスが再び結び合う為にレノックスが殺害したのかな。
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