フィルムノワール繋がりで。
50年代のレイモンドチャンドラーの原作を
70年代風にアレンジしたロバートアルトマンの作品。
ネオノワールスリラー映画って
なんじゃそれ笑。
主人公フィリップマーロウが時代設定から浮いてる感じがあったのは、そういうことだったのかと、いろんな解説見て納得。
自由でいつもラリってて裸で、ヒッピーのコミューンにいるみたいな女達が隣に住んでたのと対照的に、フィリップマーロウはヨレヨレのジャケットで時代錯誤な感じ。終盤まで親友のことを信じきっているのもなんだか頷けた。
個人主義(ミー・ディケイド)が幅を利かせていた健康志向真っ盛りな70年代の中に、50年代の煙草バカバカ吸う不健康で、思考も割と昔気質なフィリップマーロウが迷い込んでしまったような雰囲気(どなたかのブログにも同じようなことが書いてあって納得した)。
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You're a born loser.
お前は生まれついての負け犬さ
Yeah,I even lost my cat.
ああ、俺は猫も失っちまったよ
っていうラストのやりとりの字幕
「ああ、俺は猫も失っちまったよ」のところが「ああ、そうかもしれんな」になってて、それ意味合いが全然変わってくるじゃねぇかと思って憤慨した。字幕って大事ねって思った笑。