青豆

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間の青豆のレビュー・感想・評価

4.0
この作品をもって(観る順番を間違えた気がしないでもないけど)約一ヶ月に及ぶ異世界への旅路を終え、現実世界に舞い戻ってしまうと思うと一抹の寂しさが…ツインピークスシリーズを観ながら、わたしは一体どれ程のコーヒー(またはビール、時々ドーナツ)を消費しただろう。

ボブに取り憑かれているリーランド、それから逃れるようにして闇に堕ちていってしまうローラの描写が生々しくて、全シリーズの中でも自分としてはこの作品が一番観ていてキツかったです。
しかしあのようなバッドエンドであっても、天使とクーパーがローラに寄り添っている情景からはまるでピエタを見ているかのような慈悲の念を感じたし、そしてリミテッドで40代になったローラの生きている世界("yesterday"のジョンみたいだ)を描いていたことからは(やっぱり観る順番を間違えたよね…)リンチ監督の優しさを感じずにはいられない(なんか注釈だらけのレビューだな…)。
青豆

青豆