黒旗

大統領の陰謀の黒旗のレビュー・感想・評価

大統領の陰謀(1976年製作の映画)
3.9
最大の美点は、会話も無かった2人の記者の出合いから始まり、録音テープを巡る泥沼は避けて描いたことと思う。ワシントン・ポスト紙のスクープネタとしては2017年「ペンタゴン・ペーパーズ…」のほうが前日譚となるわけだが、本作は箝口令を敷かれた人たちから証言を引き出すテクニックや苦労、散々ネタにされてるディープスロートとの密会(振り向くともういないw)、そして巨大権力の恐ろしさなどスリラー仕立てな魅力を満載しつつ、淡々と画面を切り替え時系列を描写していく。政治家あるあるだが有能と認知されてもいたのにこんなことで足元をすくわれるなんてね…
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