トルーマンバロウズ

学校の怪談4のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

学校の怪談4(1999年製作の映画)
3.4
舞台は海辺の町 戸野崎、恒と弥恵の兄妹は夏休みを利用してこの町にやってきた。
この町の小学校ではかつて大津波によって小学校で遊んでいた四人の子供たちが犠牲になっており・・・・。

海辺の町を舞台に幽霊にさらわれた兄を助けるために奮闘する妹を描いた学校の怪談シリーズ第四弾。
今作はこれまでのシリーズにあったコメディタッチのファンタジーホラーな要素がかなり薄く、どちらかというとジュブナイル的な要素が強めのジャパニーズホラーなテイストに仕上がっていてやや大人向けな作品であると感じた。
またこれまでのシリーズのように特撮を駆使した妖怪やクリーチャーたちの出番もかなり少なめでそういった要素を求めていると少し残念な気分になるかもしれない。
ただ幽霊をメインテーマにしている点はある意味シリーズ初だったり、しっかりと最後には感動的な要素も持ってきていたのはさすが学校の怪談シリーズだけあると感じた。
そのためこれまでの作品に比べるとかなりテイストは変わっているが、これはこれで全然アリな良質ジュブナイルホラーであった。