いやぁ~、久しぶりに超絶面白いサスペンス映画を観た。
監督はリチャード・フライシャー、1955年のカラー作品。
ある小さな田舎町を舞台に、前半で町の人々たちを丁寧に描いた群像劇として見せて、後半で銀…
フライシャー監督が前期に手掛けた佳作。史上最低予算で作られたシネマスコープ・カラー映画。銀行強盗が起こった町の群像劇。
ある金曜日、アリゾナの鉱山町にセールスマンと称して三人組ギャングがやってくる…
無害そうな善人を演じるアーネスト・ボーグナインが、悪党に逆襲を仕掛けるべく三又フォークを手にノッシノッシと近づいてくる絵面が怖すぎて素晴らしい。タイトルバック含めてフライシャーの過美でないが不足もな…
>>続きを読む超絶大傑作。91分とは思えぬほど綿密に整理された画面と編集に驚くばかりの群像劇。一般人の営みと銀行強盗の計画を練る犯人達の行動を繋ぐ巧みなカットバックやシネスコを活かした縦横無尽に敷かれた動線や手前…
>>続きを読むアイロニーを込めたアメリカの英雄像の解体がなされていて、B級ノワールのフライシャーを想像しているとなんとも掴みどころなく思えるが、この後しばらくして『マンディンゴ』を撮ったことが妙に腑に落ちたりもす…
>>続きを読む『ショットとは何か』の序盤で蓮實重彦がこの映画のシルヴィア・シドニーについて触れていたので観た。被写体とカメラの配置や人物の動かし方がそれ以外ありえないくらいちょうどよく感じた。シルヴィア・シドニー…
>>続きを読む超ド級の傑作。強盗計画の綿密な下見は欠かせないが、部外者である彼らの視点を通じて町民どもの痴情/浮気/覗き魔/コソ泥など俯瞰すると、果たして彼らに強盗を非難する権利があるのかという疑問を残したままつ…
>>続きを読むスタイリッシュな群像劇!するすると繋がっていく気持ちよさ。アーミッシュの方の目隠しの白テープ!4時間前は生きてたのにと涙は見せようとしない男。ロープを切るノコギリ!シルビアシドニーのたたずまい。覗か…
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