あつぼう

マイ・ライフのあつぼうのレビュー・感想・評価

マイ・ライフ(1993年製作の映画)
3.5
広告の世界で華々しい成功をおさめたボブだったが、ガンを告知されて余命は幾ばくもない。ただ一つの気がかりで心残りなのが、産まれてくる我が子をこの手に抱けないかもしれないという事。そこで彼は自分の姿をビデオに撮り、我が子へと遺そうと考えるが・・・。

観てる人を泣かせてやろうって魂胆がミエミエなんですが、泣いてしまいました。産まれてくる子供を抱けない・・・。もうこの言葉だけで涙腺が壊れそうです。自分の子どもを抱けないって辛すぎて絶望感に打ちひしがれてしまいそうです。

もし自分がこの映画の主人公の立場に置かれたらこんな勇気ある決断が出来るのか自信がない。でも生きる事に対する執着心は同じやと思う。
自分の場合、祈祷師、超能力者、名医、まだ許可がおりてない療法、サイババ、この全てに頼ってでも生きて子供を抱きたい。

死んでいく自分が産まれてくる子供に対して出来る事を考えて実行するシーンは名シーンです。その時のマイケル・キートンの優しい眼差しが凄く印象的です。もちろんそんな旦那を支えるキッドマンの演技は素晴らしかった。
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