【博物館の剥製や人形たちが動き出す!ファンタジーコメディ映画の傑作!】
毎晩、夜になると全ての展示物が動き出すという自然史博物館が舞台。
なんとディズニープラスでアニメ作品として展開されることが決まったとか。
ディズニープラスにあったので久しぶりに軽く作業しながら観ようと思って観ていたら面白くて手が止まってしまった。笑
《あらすじ&ネタバレなし感想》
夜になると動き出す博物館の展示物は
ルーズベルト大統領、ティラノサウルスの骨の標本や原始人、オマキザルや野蛮な部族、アヌビスなど様々。
職探し中だった主人公は博物館の夜間警備を任される。
当然、初めの夜は展示物が動き出すことに動揺するのだが失敗を重ねながら少しずつ展示物たちと打ち解け合っていく流れが観ていて気持ち良くて見事だった。
いつもいがみ合っている仲の悪い展示物たちを和解させたり、主人公がどんどんトラブル解消のプロになっていく。
そこでめでたしめでたし…
で終わっていれば少し味気ない映画になっていたと思うがこの映画はしっかりその後にオチもついてくるので本当に構成が気持ち良い映画だった。
現実的な部分をけっこう無視してるので不可解でツッコミ所は多かった気がするがコメディ映画としても笑えるシーンが多かった。
主演のベン・スティラーの軽快でコミカルなテンポの演技も良かった。
実写ということもあり、リアリティーを保ちながら展開される「トイ・ストーリー」感のある世界観が絶妙に良い。
《出演者関係ネタ》
実在するアメリカ自然史博物館をモデルにしているそう。
展示物が映画のままなら1度は行ってみたいところ。
この映画は地味にMCU出演俳優が頻繁に出てくるところもテンションが上がった。
本作では主人公の元妻の再婚相手として「アントマン」のポール・ラッドがドヤ顔で出てくるのが笑ってしまう。(アントマンでは逆の立場)
またドラマの「ロキ」でレギュラー出演しているオーウェン・ウィルソンは西部劇のガンマンのような姿(ミニチュア人形)で若々しい見た目で登場するのが新鮮だった。
ちなみに本作の公開は2006年なので15年前の作品となる。
おじいちゃん警備員トリオのリーダー役で出ていたディック・ヴァン・ダイクが「メリー・ポピンズ」のバート(大道芸人の人)だと知った時は驚きだった。
3まで観てから調べてわかったことだが、
おじいちゃんトリオの1人(小柄な頑固おじいちゃん)のミッキー・ルーニーと
ルーズベルト大統領役のロビン・ウィリアムズが今は亡くなっているのが切ない。