Mako

ナイト ミュージアムのMakoのネタバレレビュー・内容・結末

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

夢も家族もどこか中途半端というか今日諦めてしまうのが早い主人公。
とにかく仕事を得る必要から辿り着いた博物館の夜警の仕事は、想像もし得ない奇跡との出会いの始まりだった。

戸惑いながらも仕事を続けることにしたラリーが思考を凝らして一つ一つを解決していく様が見ていて楽しい!歴史を学ぶ事がこんなに直接的に役に立つ場面はここじゃなきゃ見れない気がする笑
仕事を紹介できないとまで言われたラリーが夜警を通して博物館を盛り上げて仕事を得た事。元妻には説教をくらい怒られ続き、環境の変化の結果で幼いながらに夢を薄れさせ現実的になり始めてしまった息子にと、ラリーの新しい仕事で喜んでいた矢先悲しい思いをさせてしまった彼が、息子と一緒に最大の事件を解決した。夢も父の勇敢な姿も、全てを取り戻した息子の顔はキラキラと輝いていた。こちらまで嬉しくなってしまうような笑顔だった。
個人的に好きなのはジオラマのカウボーイとローマの王様!やり取りが面白可愛いのにめちゃくちゃ活躍してて最高♡


「自然史博物館は歴史が息づく場所」と何度か繰り返していたのが印象的。文字通り奇跡によって夜毎息づいているけれど、歴史は決して古いものだけではなくて、今を生きる私たちの歴史や私たち自身が息づける場所でもあるのかな。ラリーが前向きな気持ちや戦う勇気を得たように、歴史から現代が息づかせて貰える場所でもあるのかもしれない。
Mako

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