単純に楽しめる明るい映画が観たくなり。
東ドイツで開催されるフェスに招待されたアメリカ人ロック歌手が国際的陰謀に巻き込まれてしまう超絶おバカコメディ。
主人公を演じるヴァル・キルマーってこんなにかっこよかったんですね～知らなかった。
ノリの良い音楽と次々と放り込まれる下らないギャグ。
本当下らなくてしょうもないんだけど芸が細かすぎて笑ってしまう。
難しい事考えずただ笑えるという無駄にかっこつけない単純明快さがストレートで良いです。
今ってなかなかこういう映画ない気がするし、個人的には「こういうのでいいんだよ」っていう絶妙さが最高だった。
でも面白いだけじゃなく映画としての映像の面白さも十二分にあって、会話しながら本棚に本を戻す長回しを逆再生したりとか水中アクションシーンとかすっごい手が込んでる。
小物やセットの作り込みも細かくて、こんな下らないギャグを見せるためにこんなにも手がかかってるんだな～って思うとほっこりする。
俳優陣の演技もしっかりしてるので、こういう地盤があってこそ支持されるおバカコメディとして成立してるんだろうなと。
ふと思いだしてまた観たくなりそうな名作。
