「雷蔵まつり」と見せかけて「池広一夫まつり」を絶賛ひとりで開催中。
今作はカメラマン宮川一夫とのW一夫コンビ。まあこの映画の世界観にはフィットしてないんじゃないかというくらい美しい画面。
序盤、雷蔵の立ち回りを引きのワンカットで見せるシーンにはウットリとしてしまった。終盤の対決はどうも、路地や納屋、大桶といったシチュエーションに西部劇に近いものを感じる。
「かげろう侍」のレビューではアンソニー・マンの名前を出したけど、今回はセルジオ・レオーネのような雰囲気も感じた。同時代性というやつかな。
あと雨の表現が素晴らしいよね。あそこだけでも何度でも見たい。