ゴムあたまぽんたろう

ゴッドファーザーのゴムあたまぽんたろうのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
5.0
この映画の凄さは映画評論家から映画オタクまで、あらゆる人があらゆるプラットフォームで語っていると思うので割愛。

最近原作を読んで感じたが、今後観る、もしくは再鑑賞する人は、マリオ・プーゾの原作を読んでみてほしい。
各登場人物の内面が詳細に掘り下げられていて、理解がより深まるはず。
映画だとぱっと終わる最初の各人との面会のシーンも、ドン・コルレオーネのビジネス(ファミリーを率いていく)のモットーがわかるので、実はかなり重要。

例えば、ファミリーとしての転機となる重要なシーンである、ドン・コルレオーネとソロッツォの会談。
途中でソニーが口を挟むことによって、ソロッツォがドンへの襲撃を決意するが、ここは初見だとなぜ現場に緊張が走るような演出が取られていて、結果襲撃に繋がるのか若干分かりづらい。
(ソニーが乗り気なことで、意見の対立がある、つまりファミリーが一枚岩じゃないことを知られてしまい、ドンさえいなくなればコルレオーネ・ファミリーがドラッグを受け入れるだろうとソロッツォに判断されたため。)
この辺りも原作だとソロッツォ側の心理描写もあるので、理解がより明瞭になる。

他にも色々あるのでお時間ある方はぜひ。非常に読みづらいけども。