大学の時以来20年ぶりぐらいに見たが、今さら言うまでもない傑作映画だった
マフィア一家の大河ドラマでもあり、家族のドラマとマフィアのドラマが意外と並列で自然に混ざり合い同時に進んでいく
マフィアのドラマでは、落ち着いた美しいカット割りとライティング、そして演出だが、常に誰かが爆弾や拳銃で暗殺されるのではという、暴力的な緊張感がずっと張り詰めている
終盤の洗礼式と襲撃のシーンなどは、家族のドラマと、マフィアのドラマが完全に一体化し、パイプオルガンの劇伴と不穏なモンタージュ。そして大きくなる赤ちゃんの鳴き声がテンションをひたすら高めていき、するどいアル・パチーノの眼差しとセリフと連動して、クライマックスへと雪崩込むように展開。単純にクソかっこいい!なんだこれ。やべーな。
シナリオも最初から最後まで隙も無駄もなく、まさに映画の教科書のような映画
家族の絆の映画として毎年正月に家族で見たくなる。知らんけど