私は映画が好きだとか言いながら、今日までゴッドファーザーを観たことがありませんでした。
一体映画の何をわかっていたつもりなのでしょうか？本当にすみません。
このゴッドファーザーはマフィアの家族愛ドラマであり、セクシーなお姉さんもワンナイトラブも金もドラッグも、所謂ギャング映画でお馴染みな描写は殆ど出てきません。
『おじさんがたくさん出てきて何人か死ぬ』『マフィアの男が渋い』映画ですので、そりゃ若い頃の私が観ようと思えなかったことは納得。
しかし映像の美しさ、俳優の演技の素晴らしさ、音楽の重厚感、演出と脚本の緻密さは今からでも観るべき映画だと思えました。
昔のカラー作品なのに、今になって初めて鑑賞した私の目にもこんなに美しいということは、普遍的で本物の美とはこういうものなのかなどと考えさせられました。
