月乃

ゴッドファーザーの月乃のレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.6
言わずもがなの名作です。
作品を見たことが無くても作品名やテーマソングを知らない人はいないのではないでしょうか。
数年ぶりに再視聴しましたが、やはり素晴らしい傑作でした。
人の心は立場が変わることでここまで変化してしまうのかと思わされます。

温厚でユーモアもある好青年が裏社会のトップに成り上がっていく話です。
裏社会を牛耳るマフィアのドンを父に持つ主人公は、兄2人と違い堅気の道を進む表社会の人間でした。
堅気の仕事に就き、堅気の彼女を持ち、人にやさしく穏やかで優しい青年でした。
それが、敵対するマフィアから父が銃撃され倒れた日から一変します。
堅気の道を捨て極道の世界に生きることになった主人公。
ストーリーが進むごとに主人公の目が放つ光がどんどん変わっていくのが印象的です。

シリーズ1~3全て見ましたが、本作のラストが一番好きです。
これから見る人は、主人公が冒頭で見せた笑顔とラストで見せる笑顔の違いにぜひ注目してください。



月乃

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