となりのデルトロ

ゴッドファーザーのとなりのデルトロのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.0
エンパイア誌の歴代最高の映画ランキング500で見事1位になるなど、もはや問答無用の名作扱いされてる本作
結構久しぶりに見たんだけど、正直見る前はめんどくさかった(´・ω・`)メンドクセー
なんていうか立派過ぎるし長いし重々しいし
でも見始めたらもうとまらん!
ゴッド・ファーザーは何より「面白い」ってことを痛感!!

もう最初の結婚式のシーンから素晴らしいよね
華々しい結婚式と重々しいドン・コルレオーネの部屋の強烈な対比!
特にドン・コルレオーネが暗い部屋で次々と人の頼み事を聞いてくシーンは、レンブラントの絵画みたいな重厚さがあって、もう本当に見事。「黒」が本当に美しい。この見事な照明と撮影(とマーロン・ブランド)が生んだマジックは今見てもちっとも色褪せてない

で結婚式が終わり、ほかの組織から麻薬売買のビジネスを持ち掛けられ、頑固ジジイであるドンが断り、抗争に発展していくところから物語が一気にドライヴしていく!
「誰」が「いつ」そして「どうやって」殺されるのか、本当に目が離せない。この辺はやっぱりマフィア映画っていうジャンル映画の醍醐味でもあり、めちゃくちゃ面白い

と同時にゴッド・ファーザーは最初はただのお坊ちゃんだったマイケル・コルレオーネがマフィアに目覚めていく話でもある
最初は「愛してる」も恥ずかしくて言えなかったようなマイケルがどんどん冷酷になっていく様は壮絶
やっぱ若いころのアル・パチーノはめちゃくちゃイケメンだなぁ(年取ってからはそうでもないけど)。特に座ってる姿はめちゃくちゃかっこいい
あとこの人はハリウッド・スターにしては背が低いけど、それがかえって合ってると思う

特に好きなシーンはドンがマフィアのボスの会議で「もしマイケルに手を出したら・・」と凄む場面と、マイケルがトイレで覚悟決める場面と、「洗礼」の場面(ちょっとあれ誰だったっけこいつ?ってなったけど(;´∀`))