八州雄会

ゴッドファーザーの八州雄会のレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
5.0
1945年のニューヨークで最大規模の勢力を誇るイタリア系マフィアの首領ヴィトー・コルレオーネの世界を描く何年経っても色あせない1972年の名作


ネタバレになるかもですが・・・


親の仕事に批判的で海兵隊に志願して、稼業から遠ざかっていた三男のマイケルが、ドンが撃たれて入院中、敵の再襲撃に備えているはずの警護がいない事に気づき対応し徐々にその世界に足を踏み入れます

敵を殺らねばドンが殺られると判断し、自らその役を買って出て警官殺し、組織の庇護で懲役は免れるも当分の間の海外の田舎暮らしをする事になります。

その後、この世界に金筋で帰参し、トップへとのし上がっていきます。

色々な疑惑があるもグレーの夫に義妹の夫を殺したのかと妻のケイが問いかけた時に「NO」と言って安心させた後、妻がドリンクを作りに隣室に行ったシーンで、子分達が挨拶に来てドアを閉めます。それを見る寂しそうなケイの瞳のラストシーンが印象的でした

子供の頃観て衝撃を受け、その後何度も鑑賞しその度に新たな感動。2022年現在で50周年で文句なしの最高傑作

1977年、アメリカNBCで放映された「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーPARTII」に本編未使用部分を加えて再編集し、年代順に並べたなおしたTV用作品 の 「The Godfather: The Complete Novel For Television」 を日本で『ゴッドファーザー・サガ』と題して、1987年にテレビ放送したものもVHSビデオに録画して愛蔵版にして何度も鑑賞していました