どうせボクシングではうだつが上がらないと諦め、その日暮らしをしていた主人公がエイドリアとの出会い、チャンピオンからの指名等で人生の転機が訪れる。
ボクシングの才能はあるけど、天才ではない。チャンピオンに勝てなくてもいい、けど最後まで倒れなければ(諦めなければ)自分はそれまでとは違う人間になっている筈だ。そう信じてトレーニングを積む。
そして試合には負けるけど、勝負には勝つ。この言葉が一番ふさわしい。
そんなメッセージが公開当時不況だったアメリカの人々の心に刺さったんだろう。
やはりロッキーはスタローンそのものであり、彼が一躍伝説になった瞬間だ。