サトル

ロッキーのサトルのネタバレレビュー・内容・結末

ロッキー(1976年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分がちょうど30歳になることもあり、芽が出ないまま終わりかけているロッキーの姿に重なると感じる部分もありました。
ゴロツキからスターダムにのし上がるというストーリー、話は知っていても胸が熱くなります。
音楽のよさも一因でしょうか。

ラストシーンは、勝って「エイドリア〜ン!」となるのではなく、負けたけど善戦した状況で叫んでいるんですね。
試合には勝てなかったからこそ、ボクシングの成功だけでなく、人間的な成長やエイドリアンとの愛を掴めたんじゃないかと、試合後のことも想像します(2以降はまだ観ていません)。

気になった点はストーリーの消化方法とスピードです。
エイドリアンとの初デートからの流れ、マネージャーとの和解、試合でのラウンドの進み方など、どれかひとつでももう少しじっくり展開して欲しいシーンはありました。
全シーンがサクッと終わるのに、作品のテンポ自体はもっさりしている気がします。

でも、それを差し引いても燃えました。
最近ボクシングを始めたので、ちょうどよい刺激になりそうです。
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