長年見たかったやつ。すごく良かったのにタイトルの時点でアウトだから、残念ながらこの先もDVD化は望めなさそう。
石井輝男作品だけど鈴木則文作品かと錯覚してしまう作風で、こういうのも撮れるのかと意外だった。
オープニングからしてベタな古き良きコメディ描写連発でそれが懐かしくも心地よい。
トラック野郎シリーズのやもめのジョナサンをより情けなくした主人公だけじゃなく、出演キャストからしてトラック野郎シリーズの延長線上にあるかのようで楽し過ぎた。
でも、徐々に笑いの中にある哀愁が滲み出てきて、後半になると笑いと悲哀が逆転。最後は切なく終わる。
昔の上野の街並みが見れたのも思わぬ収穫だった。
主題歌の｢うつむいて歩こう｣もgood。
