ケンタロー

ルパン三世 カリオストロの城のケンタローのレビュー・感想・評価

5.0
オジサンになってから見るオジサンのルパンってのは、たまらんものがあった…。

初めて劇場で鑑賞した喜び😆感激!
《4Kリマスター+7.1ch》特別上映

子供の頃から今に至るまで、テレビ放映、ビデオ、DVD・Blu-rayと、繰り返し何度も何度も観ているのに変わらぬ面白さには毎回驚かされる。

宮崎駿監督の長編映画デビュー作にして、完璧なストーリー構成・演出と、大塚康生さんの躍動感のある迫力の作画。

序盤のカーチェイスシーンを代表とする名シーンの数々は、後に続く庵野秀明監督をはじめとする世界の多くのアニメーター、漫画家、映像作家に衝撃と多大な影響を与え、今も多くのクリエイターがオマージュを捧いでいる…。

テレビシリーズのルパンとは異なり、少し草臥れてて、やたらにロマンティストなルパン像は公開当時から賛否があったようだけど、今の自分にはものすごく沁みる…。

特にオープニング、カリオストロ公国へ向かうルパンと次元の二人旅のシーンは、長く次元大介を演じ続けてきた声優・小林清志さんの勇退もあってジワジワと目頭が熱くなった。流れる主題歌「炎のたからもの」がなんともせつない!(TдT)

紛れもなく映画作品としての傑作。

ルパン三世TVアニメ化50周年という記念すべき時に劇場で観れて本当に良かった!