本作は何度も観たけど、漫画・TVシリーズはほぼ未見。なので「ルパン」としてどうこう、は語れませんが。
ヒョロ長い手足と、「分かってる」デザインの車が、気持ちの良〜い緩急で走り回るアクションに、もう冒頭から掴まれる。
「ナウシカ」を挟んでの、「ラピュタ」と重なるフェティッシュや美学の発露も興味深い…というか、ニヤニヤと楽しめる。
背景設定の知的好奇心をくすぐる凝り方も、大人になっても飽きない一因か。（…なんて言っといて、マジメに贋金と世界史の関係について、調べてみたことなんかないのですが…）
何ヶ所かのSEにはさすがに古臭さを感じるが、これも味わいのうち…かな。
これを観ちゃうと日テレのオリジナル長編との満足度、申し訳ないけど比べ物にならないよなぁ…（峰不二子の出番以外。）
