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大当り三色娘のotomisanのレビュー・感想・評価

大当り三色娘(1957年製作の映画)
3.4
 赤青黄色で信号機かと思ったら実際に交差点で出会い頭事故、いずみと達怡が出来上がってしまうので可笑しい。いや自動車事故だから笑っちゃいけない。しかし、それで達怡が担ぎ込まれたのが築5年の厚生年金病院で、その屋上、展望室外観の動画がなかなかない。屋上手摺りの塗装落ちの著しいのが不審だが、達怡もこれぞ怪我の功名である。
 映画自体は笑ってりゃあOKというもんで江利チエミが終始上方言葉で浪花千栄子をけむに巻くなんぞもたのしい。ただ、お伽衆の二人が頑張ってもひばりの存在は既に重たくてどんなもんだろう?まあ、下北沢辺りの街並みの軽気なペラペラ感、緑濃い郊外遠景、電車のこじんまり二人連れ運転の田舎っぽさも夢のようで結論が何であったか忘れてしまった。
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