オーウェン

戦場の小さな天使たちのオーウェンのレビュー・感想・評価

戦場の小さな天使たち(1987年製作の映画)
4.0
第2次世界大戦のロンドン空襲。
ローハン家でも空襲の被害に遭うが、その退廃した街にはビリーにとっては遊び場に。

戦争を子供の視点で見ると、また違って見える。
当然戦争に参加することはないし、かといって学校に行くこともできない。
だったら子供たちはそれぞれ遊びを見つけていく。

面白いところに目を付けており、気球船のようなものが漂う街で、町民は歓声を上げるが、軍人は銃で撃ち落とすという役割を全うする場面。
戦争とは端的にやることは決まっており、子どもたちからしたら面白いことを潰しやがってという感情なのだろう。

悲劇的な部分はあるが、それよりも子供として感じ入る感情が主なので、とても気分よく見終わることができる。
戦争ものでは珍しいが、そういう意味では「ジョジョ・ラビット」に近いのかも。
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