りょーこ

必死の逃亡者のりょーこのレビュー・感想・評価

必死の逃亡者(1955年製作の映画)
3.3
1950年代モノクロ・サスペンス

良い人イメージだったハンフリー・ボガートが悪役で、それだけで緊張感マシマシでした!

とってもシンプルな題材で展開も読めますが、役者の上手さやちょっとした伏線が利いている良作☆



裕福な一家、ヒリアード。
夫ダン、妻エリー、娘シンディ、息子ラルフの4人家族である。

そこへ連邦刑務所から脱獄してきたグレン(ハンフリー・ボガート)とその弟ハル、そして巨漢のコビッシュが逃げ込んできた。

愛人からカネが届いたら出ていくというグレンたちだったが、そう上手いこと事態は運ばず……



家族と脱獄囚
シンディの彼氏チャック
刑事バード

主な登場人物はこれだけで、なんとも上手いこと魅せてくれます!

強かなグレンと優しいハル、阿呆のコビッシュ。

彼らに気付かれぬよう、しかし周囲には平静を装い、あれこれ画策するパパ!頑張った!!

我が儘クソガキなラルフも意外とやるしw

今ならもっとスマートに立て籠れるだろうし、家族ももっと救難信号発するだろうし、警察もサクサク動くでしょう(笑)

が、この時代ならではの縛りの中で魅せる緊張感はなかなかのモノでした♪
りょーこ

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