Harigane

男はつらいよ 純情篇のHariganeのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)
3.6
<あらすじ>
故郷を懐かしく思いながらも長崎へ向かった寅さんは、赤ん坊を背負った絹代(宮本信子)という女性に出会う。
宿代を貸してほしいと頼まれた寅さんは宿に連れて帰り、絹代の話を聞く。
絹代を実家まで送った寅さんも柴又に帰りたくなっていた。
その頃、おばちゃんの遠縁にあたる美人の夕子(若尾文子)が、夫と別居してとらやで住み込みで働いていた。
おいちゃんたちは今だけは寅さんに帰ってきて欲しくないと願うが、そんなときにひょっこり帰ってくるのが寅さん。
そして当然の如く夕子に惚れてしまい・・・

<感想>
男はつらいよシリーズ6作目。
このシリーズは毎回安定して楽しいなぁ😚

泊まるところもなく困っていた絹代を助け、自分の宿に一緒に泊めてあげる寅さん。
宿に泊めてもらったのにお礼が出来ないからと服を脱ぎ始めようとする絹代を、寅さんは悲しそうな顔で止めます。
「俺にも丁度あんたと同じぐらいの歳の妹がいるんだよ。
もしもだよ、行きずりの旅の男がたかだか2,000円の宿賃の代わりに俺の妹の体を何とかしてぇなんて気持ちを起こしたとしたら俺はその男を殺すよ」
と絹代をたしなめる。寅さん、めちゃめちゃ男前じゃないですか😳

今回はお人よしながらも優柔不断さから災いも起こしています。
さくらの夫の博が会社を独立したいと寅さんに相談し、独立に賛成する寅さん。
しかし博に会社を辞められると困るとタコ社長から泣きつかれると「俺に任せときな」と言ってしまう。
案の定、寅さんのどっちつかずの嘘がばれて大騒動に😵‍💫
成り行き任せの寅さん、これはいけなかったねぇ🙅‍♂️💦

今回も最後に故郷を去っていく寅さんに対して、
「あのねお兄ちゃん。辛い事があったらいつでも帰っておいでね。」
と自分のマフラーを寅さんにかけてあげる妹のさくら🌸
この別れのシーンはじーんときたなぁ🥲

いつでも帰るところがあるって、本当素晴らしいことですね✨

そしてこんなに素敵な妹がいつでも待っててくれるなんて、寅さんは幸せ者です😄
Harigane

Harigane