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男はつらいよ 純情篇のmasoのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)
3.9
6。好きだった。
まず、最初の出会いの訳ありの女性。五島まで行き、何だかんだ世話好きの寅さんがお父さんのところまで一緒に行ってあげる。

そのお父さんが娘に言い放った言葉が、ごもっとも過ぎてシミタぁ。自分が好いた人と覚悟決めて一緒になったんなら、例えいい男じゃなかったとしても、少しでも良いところがあったはずだ。それを伸ばしてやるのがお前の役目だっただろ。的なセリフ、シミタぁ。この時代の人たちの我慢強さって括ったら失礼かもだがそういう逞しさってこういう所もあるよなぁ。親はいつまでもいるわけじゃないってんだ。いつまでも、帰る場所があるわけではないんだよ。

と、裏腹に、いつもアッタカく迎えてくれる故郷、家、人たちがいる。

寅さんは迷わず、やっぱり帰るんだよ。笑笑 そして、恋にすぐ落ちて振られる。笑

このマドンナの人、好きだったなあ。寅さんを利用しないし。笑 いい女だったらちゃんと言ってあげるもんね。いや、いい女だった。どうか、腹の内を言えて、怒ったり笑ったり、ありのままで生きる人生を送って欲しい。

そして、さくらはいつだって寅さんの味方で、誰よりも想ってくれてる人。あったかいんだよ。いい妹であり、いい妻であり、いい女だ。本当に。

この時代の女優さん、素敵な人ばっかや、、

お医者さん、変態かよ。いいキャラ

最後のシーンがまたいいね!!
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