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主婦マリーがしたことのひのネタバレレビュー・内容・結末

主婦マリーがしたこと(1988年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず、シンプルに面白い。ちょっとダンサーインザダークを思い出した(主に終わり方)。弁護士とか顧客とか、突如物語に現れ、一見するとあまり重要ではなさそうな登場人物たちにもかなりスポットライトが当たっている。脇を固める登場人物の苦悩が丁寧に描写されることで、この映画はかなり多元的で奥行きのあるものになっている。

途中出てくる、自分の子供たちを愛せない母親の1人語りにも引き込まれた。この映画の社会のタブーにも目を背けない姿勢が好き。

娘の方をより愛しているように見えるときもあるし、でも息子のことも可愛がっていないわけではない、イザベルユペールの母親像が絶妙。夫へのリスペクトが全く感じられないのは、少し残念だった。冷たすぎる。少しでも歩み寄れていれば、結果は違ったはず。



最後の方の弁護士の会話とか、
日本語字幕と共にもう一度見たい。
ひ