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芽ばえのsonozyのレビュー・感想・評価

芽ばえ(1957年製作の映画)
3.3
ジャクリーヌ・ササール(当時17歳)のデビュー作。
原題: Guendalina(グェンダリーナ。ササール演じる主人公の名)
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞: Golden Plate、ナストロ・ダルジェント脚本賞

イタリアの西北海岸沿いの避暑地ヴィアレッジョの高級別荘地。
ブルジョアな友達たちが自転車でグェンダリーナ(ササール)の家に誘いに来る。
女子たちがみな太ももピチピチのショーパン(ホットパンツの方がしっくりくる?)なのが最高な冒頭のシーンです。笑

皆と海へ行く途中、グェンダリーナはパパが散髪しているバーバーに寄り、「好きなだけ持っていきなさい」と言うパパの財布から金を抜いて出かける。という感じでブルジョワお嬢ワールド全開。

ダンディなパパは美しい奥様がいるのに、浮気しまくりのご様子で、奥様は離婚を決意する状況。

グェンダリーナは、地元の男子オーベルダンと出会い、女王キャラでワガママ放題に振る舞うが、徐々に恋が芽ばえ(邦題登場。笑)・・・

見どころは、オーベルダンが風邪をひいたグェンダリーナの見舞いに彼女の部屋に行くシーンで、風邪なのに黒の全身タイツスタイルでダンスなお姿(可愛い&面白い。笑)。
それと、女大好きパパのキャラ設定でしょうか。

当時、ササールのグェンダリーナ・スタイルや髪型などがブームとなったようですが、おじさん的には、ササールよりむしろ奥様(シルヴァ・コシナ)の魅力にやられました。
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