崇敬するIホール初代総支配人様㉓
女性監督ならではの…いや…
かなり感受性が強い女性監督ならではの秀作です。
地震がおこった【起】環境から【承転結】への繋ぎ方がステレオタイプではありません。
普段秘めていた思いが、不自由な状態の中で少しずつぷくぷくと吹き出してくる様を巧みに表現しています。
鑑賞から何年か経ってから『かぼちゃ大王』の監督と同じなんだと知りました。
なるほどぉ~といった感じでした。
今まで年月の経過を表現する演出を色々と見てきましたが、この作品のあの衝撃的な演出を越えるものはなかった気がします。
おそらくこの感覚は、女性でなくては気がづかないのではないでしょうか。
ラストにドカンとこのシーンで終わります(一応伏線は敷かれているのですが、この終わり方は100%読めないでしょう)。