プリンス

ビー・デビルのプリンスのレビュー・感想・評価

ビー・デビル(2010年製作の映画)
4.4
昨晩、映画を観た後に夢を見た訳であります。わたくし、少女に生まれ変わっておりました。そうです。ザギトワであります。マサルと一緒にシベリアの大平原を縦横無尽に駆け回って、ボルガ川のほとりでチェルシー®️をガリガリとかじっておりましたら、鬼コーチに首根っこを掴まれて連れ戻された所で目が覚めた訳で御座います。
夢占い的にはどうなっておりますか。
さて、観た映画
ビー・デビル であります。
普段あまり観ない韓国映画で、胸糞映画と評判ではありますが、ここは面白おかしくレビューするスタイルで笑い飛ばしましょう。
まず今回のヒロイン、へウォン。
白骨死体を復元したような無表情な漂白整形美人。ソウルの銀行に勤めておる訳ですが、ビンボーなババアに貸し渋り。客にヒステリックに怒鳴り散らしたり、後輩に右ストレートを決めたりと、育ちが悪い。ソウルの街中でも、ある事件を目撃するも捜査に協力しませんと知らんぷり。そんな悪業が祟って、ある日上司に呼びつけられまして暫く休めと強制バカンス。
仕方なく、こんな時しか帰れない里帰りをする訳であります。こう見えてこの人、人口9人の離島出身。その名も無島。その地名よ!

島に帰りますと、幼馴染のもう一人の雑巾ヒロイン、ボンナム登場。コレが、ウヒャウヒャー!ウキキキーっ!と、非文明的で自由奔放な無農薬スタイルで、まあヒドイ。とはいえ、真っ黒にすすけてはおりますが、良く良く見ますとなかなか可愛らしい女優さん。あれあれっ!さとう玉緒っ!?ここで頑張ってたんですね!!さてこの無島。南国リゾート的なモノとは真逆の、ズドンと湿った空気感。青島幸男もビックリのイジワル婆さん軍団と、玉緒ちゃん夫婦一族が住んでおるのですが、皆バカになる葉っぱを噛んで、全員何かの犯人の顔をしている訳であります。そして玉緒ちゃんの暮らし振りがまあ酷い。セクハラモラハラパワハラと、北半球全てのハラスメントを一手に引き受けておる訳であります。毎日朝から晩までババアに怒鳴られ、旦那に殴られ蹴られ。義理の弟には、何故かいつもこの体位のバック突き。更に小さな一人娘は旦那とセックスしているとゆう、おしんの王様。
そんなある日、オラもソウルさ行ぎてぇ!連れてってけろ〜!と、性悪へウォンに色々と打ち明けるも、元々嫌な女が都会暮らしで木綿のハンカチーフ。磨きがかかってますからね。幼馴染で仲良しこよしの筈なのに全くツレナイ。こうなりゃ単発、娘を連れて島から脱出を計る玉緒!島ですからね、船来ちゃうからすぐバレますって!アッサリ連れ戻されて、いつも以上に激昂した旦那さんの殴る蹴るのヤキ入れ。サッカーボールキック、決まりまくり。そしてなんと、とばっちりを食った娘が転倒事故死!警察の現場検証が来るも、皆身内でラチが明かない上にへウォンは見てねーしシラネと来た。ヒドイッ!
娘を失ったショックからか、傷心放心のコンバイン、ババア共に怒鳴られながら一万エーカーのイモ掘りをノンストップで敢行する中村玉緒。カルビーに出荷せい!
ふう、、、そしてサンサンと照りつける太陽をジーーーッと見て居たら、黒点が!コロナが!お祭りマンボが!ええ、遂に気が狂いましてん!!プンプンっ!
とうとう鎌を持って、ダイナミックに大暴れ。ここから、限界集落の急速な人口減少を目の当たりにする訳であります。
拝むババアは皆殺しや!
義理の弟は首狩りや!
DV亭主は味噌漬けにしたるがな!
メガネメガネの怒るでしかし!!
泥まみれ、血みどろで切れ味は最高潮!アヒャ〜ッ!ホワホワホワホワ〜!!
おい!へウォン!親友ならば止めんかいっ!止めんなら、オドレも狩ったるど!!これ、30年来の怨みは止め方がわからない訳であります故に、ひいいいっ!と、ソウルに逃げるへウォン。逃がしてなるものかと、追ってくる中村!今思えば、ガキの頃から小馬鹿にしやがって!狩れっ!狩ってしまえ!!
都会で鎌は違和感ありますから、特大ハンマーでフルスイングしておりました。いや〜肩軽いわ!しんみりラストの笛吹き、プピ〜!!決まりました。

これはですね、欧米のレイプリベンジ映画は生温い、本格派の激讐映画。はい新語、頂きました。
そして、無知とゆうのは恐ろしいです。さとう玉緒でもなけりゃ、中村玉緒は程遠く、ソ・ヨンヒとゆう有名女優の恐演で御座いました。映画通が聞いて呆れる訳であります。

ドSな銀行員・・5点
パンティスルスル・・4点
ババア崖落ち・・5点
ジジイ頭突き・・5点
羽生結弦・・4回転サルコウ

出ました高得点、4.4!

でわまた!
プリンス

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