丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなるのBobsanのレビュー・感想・評価

霊界の宣伝マンこと、丹波哲郎が満を持して放った作品です。霊界の宣伝マンなどと冗談めかして言っていますが、丹波さんの霊界研究に対する姿勢は実に真摯で熱心。他人が嘲笑できるレベルではない程でした。洋の東西を問わない心霊学、様々な宗教学をもの凄く勉強されているのが映画を観るととてもよくわかり、唯の企画物作品と馬鹿にできない凄味があります。霊界が本当にあるのか否か、その答えは死ななきゃわからない事なので知る由もありませんが、この作品、今のCG技術でリメイクしたら凄いものになるような気がします。その際は絶対タイトルの頭に"丹波哲郎の"と入れて欲しいですね。