鍋レモン

山猫は眠らない3 決別の照準の鍋レモンのレビュー・感想・評価

4.3
⚪概要とあらすじ
トム・ベレンジャー主演の人気アクション・シリーズの第3弾。

過去の任務で右手に致命的な傷を負ったアメリカ海兵隊の狙撃手・ベケット(トム・ベレンジャー)。彼にベトナムの時代の戦友であり、恩人のフィネガン(ジョン・ドーマン)を「抹殺せよ」との命令が下り...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“標的は命の恩人-。”

「あぁ昔はな」

⚪感想
ベケットの霞目に加えて手が震え始めた3作目。

単純にめちゃくちゃ面白い。ストーリー、銃撃戦、登場人物の関係性、舞台が良い。
前作のB級感が消えたし。

1作目ジャングル。2作目市街地、廃墟。3作目ベトナム(街、ジャングル、トンネル)。
アジア系の街並みってなんか落ち着く。

前作で復帰したものの馴染めず上官とはそりが合わないベケット。しかも自分の命を救ってくれた戦友を暗殺する羽目に。
相変わらず騙され大変な運命に。
思い通りに動かない指と恩人を殺すことへの戸惑いにハラハラドキドキ。

今回はバイロン・マン演じるクアン刑事が相棒。
スタイルが良くてアクションもできて、ハンサムで吹き替えの声もあっていて良き。

クアン刑事とベケットの相性が良い。
クアン刑事二丁拳銃最高にかっこいい。後半にポンコツみ出したのが少し残念だけど最後に繋がるためと思えばどうってことない。

山猫は眠らないシリーズを観る度にトーマス・ベケットとトム・ベレンジャーが好きになっていく。
孤独感と哀愁がたまらない。

期待以上すぎるしシリーズの中で1番面白かった。
単独作としてこの1本が作られていたならもっと高得点。



⚪以下ネタバレ



ベトナム戦争で戦死した戦友ポール・フィネガンの息子の結婚式にベケットが代わりに出席して手紙を読むシーンが素敵だった。フィネガンの奥さんは医師だし、ベケットといい感じなんだけど。
そして、実は次の暗殺の相手が死んだと思っていた戦友フィネガン。

ベケットがご飯を箸で食べている時、意図的に人差し指を使わないようにしているっぽい?

ラストのクアンの1体1の戦い。
相手が刃物日本で襲いかかり腹を切られるが、自分のベルトを使い反撃、押し押されの攻防のなかなんか長い棒をぶっ刺して勝利。最高。
ベケットは銃を持ったやつと鎌を持ったやつに追いかけられたが難なく始末。
ベケットとフィネガンの戦いはどうなるって思ったら指のくだりの話は伏線だった。敵の手を撃ちフィネガンを射殺。
昔の言い伝えが関係していてフィネガンのコブラからベケットのマングースに。
映画だからこそできる一連のシーン最高。

カンボジアから来たとか何とかの敵ベケットの弾眼球直撃で笑った。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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