ギドク版『ポンヌフの恋人』。
全体的に非常に粗削りだが、暴力と性愛という後のギドク作品に共通するテーマは既に確立されている。
モチーフとしての水、その類稀なる表現力は正しく芸術家。
あまりにも美しく…
橋の下で暮らす疑似家族。
ワニ兄さんの無軌道な暴れ具合同様に、展開の瑣末な部分も飛ばしまくるので、不思議とそんなもんかと飲み込める。
くすんだ服ばかり着ている人物に対して、背景やモノの鮮やかな色彩が…
キム・ギドク未見作品鑑賞。
デビュー作ということで、恐ろしいぐらいに粗い。というかストーリーとして破茶滅茶で、思わず笑ってしまうところが多々あった。
チョジェヒョンは悪い男のほうがよかったが、とにか…
橋の下の川辺に住むホームレスのワニゎ同じくホームレスの爺さんや小僧と、家族のように暮らしている
ある日
飛び降り自殺をした女を助けて犯すが、帰ろうとせず靡くこともない女に段々と惚れてゆく
粗野で…
奇才キム・ギドク監督のデビュー作ゆえ、"キム・ギドク監督の原点がここにある"的な感想はいくらでも書けそうだが・・・そうは書きたくない何かが本作にはある。
漢江の川べりで、卑劣で粗暴で、鰐のごとくに浮…