キム・ギドクの監督デビュー作にして、ギドク流「ポンヌフの恋人」。てか、完全にパクリよな。
「地球上の男は皆レイプ魔です」っていう真理なのかもしれないけど全男性が認めたくない前提を全面に押し出す姿勢は相変わらず。というか、いつにも増して酷い。こういう映画を毎回撮った末に自分も同じことやってた、ってことに関しては、ちょっと擁護できない。
しかし、バイクで走り回り、インチキ商売のテキ屋をやり、川に飛び込み、ホテルでホモを返り討ちにし、豚足片手に博打やってるチンピラを襲い、と、暗くて暴力的な内容の割には漫画みたいな活劇が多いのは好感が持てる。特に、終盤の自動販売機の使い方は素晴らしい。
