スチュアート・ゴードンにしてはストレートなプロットだけど、SFで脱獄でメロドラマで超てんこ盛り
脱獄に使うアイテムを牢屋外に落とす。看守に見つかる前に取り戻せるか……！？とか「その話、乗った！」のやつとか、欲しいくだりをちゃんと押さえてる。その上で看守役が自動徘徊ロボだったり、牢獄の地図が小さなクリスタル(メガネのフレームにねじ込み檻の代わりであるレーザービームで透かして見る！！)だったり、SFゆえのガジェットも楽しい。初めは敵対していた囚人が、率先して体内に埋め込まれた機械を取り除く実験台になる熱い展開、上裸にして腹ん中に埋まった機械を磁石で移動させるっていう強引なアクションのせいでBLだった。
脱獄陣営が作戦を決行すると、敵側も監視主任のAIが職務全うのために直前に解雇された所長を頼るっていう熱い展開。こういうサービス精神が嬉しい。
暴走するAI搭載トラックとの対決だったり、ラストの畳み掛け、メロドラマ要素が強いのがありがたい。
ただ、あっさり仲間が死んでくのが悲しかった。
