百鬼園先生

博奕打ち 殴り込みの百鬼園先生のレビュー・感想・評価

博奕打ち 殴り込み(1968年製作の映画)
3.5
最初ギャグとして使っていた浪花節をラストは討ち入りに向かう背後で流すのブチ上がる。今作の鶴田が体現する漢気は「自己犠牲的な気遣い」で、ヒロインもヤクザ者もその気遣いで恋に落ちる。拳銃VSドスでドスが勝つファンタジーからのリアルな手討ちの儀式の振り幅。任侠&人情映画として90分切る無駄のなさは職人技。@ラピュタ阿佐ヶ谷