Yuki2Invy

博奕打ち 殴り込みのYuki2Invyのレビュー・感想・評価

博奕打ち 殴り込み(1968年製作の映画)
3.6
監督が小沢茂弘に戻って、で前作で頑張った名和宏は(引き続き)善い方の代貸で+親分も三作目と同じで石山健二郎で。対するは、何故か前作出てなかった待田京介が今作では悪役+大陸人風+髭+メガネ+拳銃…とちょっと物珍しい風貌で、あとは大体いつものメンツで(遠藤辰雄・河津清三郎、他)…なのですケド何と言っても今作、最大のキモはゲスト「七人の侍」加東大介さんですよね。結論的には二作目みたいな感じに、この加東さん(と娘の松尾嘉代ちゃん)の親子人情物語…がワリと結構メインディッシュってゆう構成になってます。個人的には、その加東さん(+嘉代ちゃん)の頑張り+オーソドックスで分り易い博徒の抗争シナリオ⇒ソレでも随所で多少「一味違った」感じもあるトコロ、等を踏まえると二作目よりは上だったかな…と思いました。一味違うってのは、当然加東さんの存在自体も高度にそーだと思うのですが、例えば前述の待田京介のキャラとか、あとは所謂「手打ちの盃」のシーン(双方を最初屏風でし切って盃事を始めるヤツ)とか、本式に「仁義を切る」シーンとか、あとはオーラスで(待田京介がとにかく拳銃を振り回してるから)電気を切って暗闇の中で殴り込む、とかもちょっと面白みを感じつつ観れましたよね。結論、二作目と結局点数は同じになってしまったのですが、個人的にはコッチの方が好きですね。
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