火の玉ジョニー

高原のお嬢さんの火の玉ジョニーのレビュー・感想・評価

高原のお嬢さん(1965年製作の映画)
3.2
マジメな好青年を演じさせたらおそらく右に出るものはいないと思われる舟木一夫さん
和泉雅子さんとの純愛歌謡映画

純愛なんだよ!!
ラブストーリーではなく…

蓼科高原を舞台に東京からシングルマザーの姉を手伝いに来てるお嬢さんをめぐって舟木一夫さん演じる主人公と義理の妹、親友でちゃらんぽらん道楽息子との四角関係

なんでやねん!!
どっからどう見ても和泉雅子さん演じるお嬢さんは舟木一夫さんの主人公とラブやろ

なのにふたりは目を合わせるたびに目をそらす
いつも舟木一夫さんは悲壮な顔をする

ふたりで歩く道すがら話すのは自分の仕事の夢ばかり
お嬢さんはキラキラ輝く顔して聞いてるけどはっきり言ってこんなオトコいまならもてません

くだらないオチのひとつでも入れて明るいフンイキにしましょうよ

そもそもふたりが相思相愛(古っ!)なのは一目瞭然なのに親友の道楽息子がお嬢さんを好きになっちゃったからって…

この山内賢さんの道楽息子は若大将シリーズで言えば青大将の役まわりだろ?

深刻に悩むより自分の気持ちに正直になりましょうよ!!

てかそういう話を人形劇ですな!!
って文句ばっか言ってても意外に面白かったってやつでした

舟木一夫さんがどれだけアイドルだったかなんとなくわかるけど昭和のマジメな時代を反映してるなあ…って作品でした

昭和おやじだけどこの気持ちはわかりまへん