中学の時に読んだのが懐かしい。貴志祐介が好きだったあたり今の作品の好みと変わってないよなー。
「世界中で殺されてもいい人はいないけど、殺す以外の選択肢がない人もいる(意訳)」か刺さったし、私がこの言葉を当時しっかり覚えてなくてよかった。多感な時期に覚えてたら倫理観壊れそう。
当時推理系が好きだったのもあってどうやって殺人を犯すのか?バレないのか?ばかり気にしていたけど、クズとはいえ義理の父を計画立てて殺したり、同級生を刺したりとかなりショッキングだよね。悪い意味で暗い単調な雰囲気で、サスペンスは見慣れてるはずなのにちょっとモヤモヤ辛かった。
石岡も殺そうと誓った時のニノの顔、ラストのあややのだんだん溢れてくる涙が印象的だった。