オブジェクショーン!! (二人で言わんでも)
法廷モノというよりは見事な風刺喜劇として裏切られる作品。
この作品は直接法曹界を糾弾したり何かの社会正義を問うているようなものではない。実際にはあん…
このレビューはネタバレを含みます
OPが子供の朗読から始まり洒落た音楽。法廷ものっぽくない雰囲気。
判事を殴り、法廷侮辱罪で拘置所にいる弁護士が釈放されるところから始まる。
そんな熱い弁護士をアル・パチーノが演じた。
なぜそうなっ…
血気盛んな若手弁護士だが、その実裁判で裁く場所は薄ら汚れていた現実。
弁護士は法律の是非を通じて倫理を問う。
アル・パチーノが若手というには無理があるようだが重要なのはそこではなく、悪を裁き弱者を…
パチーノ力全開の作品でした!
ラストの長セリフは「大統領の陰謀」のロバート・レッドフォードのそれに匹敵する、映画史上に残る名シーンではないかと!
少しポップな味付けは趣味ではないのだけど、それ故に…
正義感の強い弁護士に対し「正義」とは何かを問われる出来事が降りかかる。この映画が公開されたのは1979年で、アメリカン・ニューシネマの時代は終わっている。だからなのか、展開のわりにラストがやたらポッ…
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