乙郎さん

鴛鴦歌合戦の乙郎さんのレビュー・感想・評価

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)
2.0
以前見たときより印象が変わっていた。確かに、こんな映画は他にないくらい変な映画であるとは思う。ディック・ミネ演じる殿様も好きだ。戦前の娯楽映画に今の見方を当てはめる不毛さを覚悟の上であえて言うと、登場人物の内面の無さが気に入らなかったのかも。特に主人公カップルに身勝手な印象を受けたし、ラストでミュージカルになだれ込むところは若干同調圧力めいたものを感じた。ラストでとる結論も納得いかない。カーテンコールでフィクションであることは強調されているけど、それでもねえ。
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